2010年11月9日火曜日

ネコパコの失踪 その5

宮城県美術館へ行った
地方の美術館は、平日はがら空きで嬉しい
孤高の画家 と呼ばれる長谷川 潾二郎
この髭なしネコが有名な一枚
ネコの名前はタロ
図録にあった長谷川の手記にタロのことが詳しい
ネコを飼ったことのある人間なら、
うんうん…と頷ける話が収録してあった
薄暗い館内でじっと図録を読みふけった
タロの臨終は思わず知らず涙が流れた
よほど買おうかと思ったが、一大決心でやめた
     (ちょっと後悔)
余程ネコが好きな人だったらしい
二枚のネコの絵はどちらもとてもよかった
あとは州之内透が絶賛したと言うバラの絵が
息をのむほど瑞々しく美しかった
光を捉える目が澄んでいる印象をうける
久しぶりにゆっくり美術館で過ごした
          そろそろ家のネコに会いに帰りたい

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

「よほど買おうかと思ったが、一大決心でやめた」

気長に黒猫を待て

gama